ロープアクセスに必要な道具とは?(初心者向け)

救助

いつも読んでいただきありがとうございます。

今回は、ロープレスキューの基礎ということで解説してまいりたいと思います。

まず、ロープレスキューをするにあたって、ロープアクセスが大前提にあります。

あくまでロープレスキューというのはロープアクセス技術の応用であり、技術のひとつであるということです。

ん?と、疑問になった方もいらっしゃるかと思います。

私自身もかつてはそう考えておりました。

なぜそういった考え方になってしまうのか、ひとつの原因といいますか本質的なことではあるのですが

消防などの救助に携わる方は、「救助」をするという考えが前提にあるためかロープを使う、といえば「三つ打ちロープ救助操法」であったり、「ロープレスキュー」とどうしても考えてしまうのです。

また、車両積載されている資機材として「都市型救助資機材」、「ロープレスキューギア」といった名称になっているため、初見から救助のための資機材なのだと思ってしまいます。

こういった認識を修正してもらえたら嬉しいです。

本日のポイント
・ロープアクセスに必要な資機材にはどういったものがあるのか?

この記事の対象者
・救助隊員になりたての方
・ロープレスキューに興味のある方
以上の方が参考となるよう解説してまいります。

・ロープアクセスに必要な資機材

では、まずロープアクセスに必要な資機材を解説してまいります。

ロープアクセスに必要な資機材は、最低でも8個の資機材が必要とされています。

①ヘルメット

落下してきたもの、天井の低い場所、などから頭部を保護するために着用します。

なお、ヘルメットによっては規格に適合していないものもありますので、業務で使用する場合には適合証が貼り付けてあるかなど確認をする必要があります。

規格適合しているヘルメットには「保護帽、保安帽」などと称して販売されております。

②ハーネス

ロープアクセスの基本ですね。これがなければ始まりません。

ハーネスも「フルハーネス安全帯」として日本国内で適合しているか確認してください。

国際規格、EN規格などありますが、日本で使用する以上は日本の規格適合品を使用してください。

国外のフルハーネスは日本でいう「墜落制止用器具」「身体保持器具」が一体となっているものが多く、日本国産のものはこれが別個になっているものもありますので、注意してください。

「墜落制止用器具」 墜落した場合に地面への衝突を防ぐもの。

「身体保持器具」 ロープに装着して体重を預けるもの。

通称ブランコと呼ばれているものですね。そのままの名称ですがw

 

③登高器具

その名のとおり、ロープを登るための器具です。

大手メーカーのペツル社の製品でいえば「アッセンション」です。

他社のメーカーさんも類似の商品を出しておりますので、好みの製品を選ぶのがベストです。

 

④下降器具

登るとくれば、降りるですね。

ロープを使用して、下に降りるための資機材です。

こちらについても、シンプルなエイト環や様々な用途のあるIDsなど、メーカーによって構造が若干異なっていたりします。

安く抑えたいのであればエイト環

多少高くてもよいものをという方であればIDsを選ぶと良いのかなと思います。

 

⑤モバイルフォールアレスター

ここで小難しい言葉が出てきましたね。

こちらは、③登高器具④下降器具を取り付けたロープ(メインライン)とは別のロープライン(ライフライン)、に取り付けるための器具です。

写真のアサップロックは単体では使えませんので、合わせて指定されているショックアブソーバーを購入する必要があります。

 

⑥カラビナ

以上のギアを取り付けるためには必要なものですね。

カラビナにもD型、オーバル型、洋ナシ型があり、安全環のないもの、スクリューロック式、オートロック式、ボタン式など種類も豊富にあります。

ギアそれぞれに適正なカラビナがありますので、合わせて購入するのが一番ですね。

注意としまして、量販店などで販売されているカラビナ等はよく確認した上で購入してください。

「Not for climbing」

と記載されているものは荷物などをかけることを目的としています。

間違えてもロープアクセスで使用することのないよう、注意が必要です。

 

⑦ロープ

ハーネスに取り付ける自己確保用のランヤード


ロープアクセスをするためのロープ

ロープアクセスで高所作業をする方向けは使い勝手のよい10.5mmをオススメします。

ロープレスキューを考慮するなら

ロープレスキューを考えている方は11mmをおすすめします。強度も十分です。

  

⑧グローブ(手袋)

ロープを握る上で手を保護する必要があります。

みなさんがよく使用しているトンボなどの革手袋で構いません。

中には、左手はゴム手袋、右手は革手袋を着用している人もいますね。

ロープを引くときにはゴム手袋を使用して、ロープ降下するときには革手袋側を使用する。

効率のよい使い方ですね。

 

 まとめ

以上がロープアクセスをするための必要な資機材となります。

この資機材が揃ってはじめてロープアクセスをすることができます。

また、ロープアクセスはあくまでも手段のひとつであるため、このほかにも作業に応じた道具が必要になります。

資機材の中には販売のリンク先が掲載されていないものもございます。

その資機材を購入するには卸業者などを介する必要があります。

近くの消防用品を販売している業者やネット販売をしている業者さんで購入できますので、一度問い合わせてみてください。

 

ロープレスキューに必要な資機材については次回解説いたします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

記事の内容がいいなと思った方は友人や同僚に紹介していただけると嬉しいです。

わからないことや質問がありましたら遠慮なくコメント欄へどうぞ。

ありがとうございました。

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