アルテリアの研修を受けてみた。(ロープアクセスⅠ編)

救助

みなさん、こんにちは。いつも読んでいただきありがとうございます。

今回は、株式会社アルテリアの研修を受講した経験を解説していきます。

そもそも、アルテリアって何?という方もいらっしゃると思います。

株式会社アルテリアとは、フランスの会社ぺツルの製品を輸入、卸を行っている

日本で正規の代理店です。 アルテリアHP →https://www.alteria.co.jp

場所は埼玉県の狭山市にあります。

かなり立派な建物でした。しかも、お洒落な感じです。

こちらで開催されている講習を受講しました。

受講した講習は、ロープアクセスⅠ搬送技術Ⅰです。

講習を受けて、感想から申し上げると

・講習内容は、とても充実している。
・講師の指導が丁寧、資機材の熟知が素晴らしい。
・官公庁の訓練棟よりも安全、充実かも
・関東周辺に在住の方は受講パフォーマンスが高い。
・地方の方はコストがかかりすぎるのでハードル高め

・気になる方は、一度受講しても絶対に損しません。

といった感じです。

ロープアクセスⅠの内容は

・ 資器材の正しい使用方法
・ ロープ登高 / 下降
・ 支点の作成とロープの設定
・ ランヤードのかけ替えによる構造物の登高とワークポジショニング【 座学 】
・ 資器材の正しい使用方法
・ 高所作業の原則
・ 墜落の危険の回避についての理論(落下率、フォールアレスト技術など)【 修了試験 】
・ 実技試験

搬送技術Ⅰの内容は

実技
・ プーリーの効率の違い (荷重測定)
・ 引き上げ / 引き降ろし (メカニカルアドバンテージシステム、カウンターウエイトシステム)
・ チロリアンブリッジの設定
・ 高荷重の引き降ろし

座学
・ 引き上げ / 引き降ろしのシステム概要
・ 資器材に関する規格
・ チロリアンブリッジのシステム概要

といったものでした。

どうして、この研修を受講しようと考えたきっかけは

ロープレスキューを学ぼうと考えたときに、

いわゆるアメリカ体系の講習しか見当たらなくて、業種は異なるかもしれないけれど

ぺツルの製品を正規代理店として扱っているアルテリアの講習から学びが得られるのではないか、

といったきっかけで受講することになりました。

では、詳細に解説していきます。

結論でも述べましたが、

地方からの受講であったために、旅費、宿泊費、講習費用、などなどで結構かかりました。

初日は移動日でホテルも近辺に良いところがなかったので池袋周辺に宿泊していましたね。

さっそく、講習1日目のロープアクセスⅠの講習がはじまり

まず、座学からです。

当時は、まだ「ロープ高所作業特別教育」などが施行される前の段階で

ハーネスの取扱説明書でなんとなーく勉強していたことが根拠を持って理解できたといった印象でした。

今では、ごく普通に言葉として扱われていますが

「フォールアレスト」「ワークポジショニング」「レストレイン」など

専門講師から具体的に説明を受けられ、「ほほー。」となったことを覚えています。

それから、資機材の諸元や性能の説明ですね。

このときに、「破断荷重」のことや「ロープの滑り出し」など

極論はどうなんですか??? という質問をたくさんしました。

その時の回答に、「ロープが破断する時は破断してしまうし、滑る時は滑ります。」

と言われ、「自分たちは、常に資機材の限界値付近で運用しようとしていないか。」

とハッとさせられました。

資機材を安全に運用できるように、

取り扱えるようにすることがまず優先では? と

当たり前のことですが、なぜか極論の話をよく聞いてしまう癖がついていました。

よく上司に極論を聞かれたりしたからですかね?w

座学が終わると、さっそく実技に入ります。

ロープ登高と下降です。

ここで初めて、使用したのがアサップロックとクロール付きのハーネスでした。

初めて見て使用した時は、感動でしたね!

こんなに素晴らしいものがあるのかと。

個人に貸し出される資機材はこちらです。

ヘルメット
 バーテックスベント

ハーネス
 アバオボッドクロールファスト

アッセンダー
 アッセンション右
 フットテープ

ディッセンダー
 IDs

モバイルフォールアレスター
 アサップロック
 アブソービカ

ランヤード
 アブソービカY MGO
 プログレス

まずは、アサップロックなど資機材の取り扱い要領を指導していただきました。

ある程度、資機材のことを勉強してきたつもりでしたが

その中で疑問があり、それを事細かに質問をしても、丁寧に説明してくださるので

とてもありがたかったです。

具体的に言いますと、

1世代前のIDsには緩傾斜ボタンというものがあったのですが

具体的にどのような時にどのようにして使用するのかまではわかっていませんでした。

「緩やかな斜面の降下時には、動作が難しいのでその時に使用するものですよ」

と、説明をしていただきました。

登ったところは、壁面ではなく空間でした。

8人で受講したので、きちんと人数分のロープが垂れていました。

もちろん、メインライン、ライフラインの2本づつです。

クロール登高、降下は初めてでしたが

クロールを使用したことがなかったため、とても新鮮さがあり、興奮したことを覚えています。

そして、お昼休憩に入ります。

その日は、イオンが近くにあったので、そこでランチタイム。

午後からは、再度座学になります。

墜落の危険の回避という内容でした。

墜落してしまった時に地面に衝突しないよう、クリアランスをとること

落下率を考慮して活動すること。などの内容でした。

座学が終わると、再度実技に入ります。

内容は、鉄塔クライミングとワークポジショニング、ロープ登高降下

そして、試験がありました。

鉄塔クライミングでは、施設内の鉄塔に登ります。

10m近くありましたね。

不安定で円筒パイプなので滑りやすかったです。

使用した資機材は、アブソービカY MGOとグリヨンでした。

グリヨンはワークポジショニング用のランヤードですね。

Y字ランヤード(アブソービカY MGO)を使用して、安全に鉄塔を登りながら確保して

作業位置まで登ったら、グリヨンでワークポジショニング(作業姿勢)をとって

作業終了したら、また、鉄塔を降りるといったものでした。

ロープ登高と降下は、

ロープの設営から、降下して、地上面に到着したら、

今度は登って、ロープを回収といった感じです。

実施したところは、

写真で奥の数字が書かれているところですね。

これらの実技が終了すると、いよいよ試験があります。

試験内容は、最後に実技で実施したロープ登高、降下でした。

試験だからでしょうか、少し緊張した記憶があります。

無事、試験にも合格して、一日目が終了となりました。

まとめ

いかがだったでしょうか?

アルテリアの講習の内容について、解説してまいりました。

次回は、「搬送技術Ⅰ」についても解説を考えております。

また、今回写真を貼り付けておりますが、講習実施中に撮影したものではなく

休憩時間等に撮影したものです。

基本的に講習中の撮影は禁止されております。

記事の中で分かりにくい点や、ここはどういったことなの?

といった質問は遠慮なく、コメント欄の方にどうぞ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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